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つぶらなカオス 

~貴方に出会えて僥倖であるッッ~<逆裁サイトの日記でした>

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記憶

「御剣、それに矢張も。二人揃ってくるなんて、珍しいな」
ぼくは布団をはいでてそのまま座った。
何て事のない話が始まる。
「そういえば、昔、秘密基地作ったな。
割りと本格的に」
「そーだな」
「そうだったか?覚えていない」
「御剣があんなに旗にこだわったのに、覚えてないのか?」
「棒に巻き付ける所も苦戦してたなあ、御剣」
「そもそも秘密基地自体、覚えていないのだよ…あの頃の記憶は曖昧でな」
矢張と御剣が同時に落胆する。これも珍しい事だ。
「忘れようとすると、忘れてしまうものなのだ。私は子供の頃の自分を長い間受け入れられなかったから」
「そんな…ぼくは鮮明に覚えてるのに、ちょっとサビシイな」
「それはそうと…成歩堂。そろそろキミは思い出したか?」
「えっ?何を?」
矢張が首を横に振る。御剣の肩を叩いてそのまま扉から出ていってしまった。
「なんだ、矢張のヤツ。また彼女と何かあったのか?」
「矢張の事ではない。キミの事だ。弁護士バッジはどうした?」
言われて胸元を見る。白い服には何もついてない。
「寝巻きだから…いつもの引き出しに」
「違う。そんな所にはない。キミは持ってない。今は」
「ぼくが落としたってこと?」
みつはため息をついた。
「キミの七年間を私は覚えている。キミはこの七年間を受け入れ難かったのか?キミと共に暮らしている者すらも」
「何を言ってるんだ?」
御剣が青いニット帽を僕に手渡す。
「何故忘れてしまったのだ?小さな私の事を忘れてもいい。早くキミの今を思い出すんだ」
ニット帽にはPAPAと書かれている。
わからない。
ぼくはどうなったんだ?
「車にはねられたのだよ。キミの事務所の新米弁護士が今事件を担当している。
いいか?思い出せないなら演技をしてくれ。でないと、深く傷付ける。---クンを」
ぼくはよくわからないままもう一度ニット帽を見た。
何か大変な事件に巻き込まれたらしい。
でも、御剣の言うことを聞いていれば、大丈夫だ。
ぼくは御剣を信じているから。











キタキタあたりの話捏造。

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ゲーム大好きッ子。
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大抵の話についていく
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